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- 【日刊CJ Monmo Web】星 賢孝の奥会津だより 柳津町滝谷川橋梁から撮影した只見線列車(エス・シー・シー)- 2024.12.16(月) 13:20
【日刊CJ Monmo Web】星 賢孝の奥会津だより 柳津町滝谷川橋梁から撮影した只見線列車
エス・シー・シー
2024.12.16(月) 13:20
年間300日、奥会津やJR只見線の撮影をし続ける郷土写真家・星 賢孝(けんこう)さん。彼だからこそ知る四季折々の“美しき奥会津”をお届け。撮影アドバイスも紹介します。
郷土写真家 星 賢孝
奥会津とJR只見線を撮影する郷土写真家。廃村で消滅した只見川の渡し舟「霧幻峡の渡し」を復活。インバウンドでの地域活性化に取り組む。2019年「みんゆう県民大賞ふるさと創世賞」受賞。2020年には写真集「四季彩々」(2019年発行)で福島民報出版文化賞・奨励賞。
只見線・残り柿の情景
厳寒峡谷を、二両の小さな列車が音もなく進んでくる。山々の樹林は純白の雪花の衣を纏い、凛とした美しさを威風堂々と鼓舞している。柔らかい雪花に包まれた残り柿の赤い実は、寒風にさらされながらも艶やかに揺れ、幼子のように微かに震えている。
列車が峡谷を渡ると、その車輪に共鳴するかのごとく、密やかな雪煙を天空彼方に舞い上げている。厳しくも清らかなこの峻厳な風景の中で列車は人々の喜びや悲しみ、そして儚き夢を乗せながら一瞬の風のごとくに過ぎ去っていく。
艶やかに熟した柿の実には小さな鳥が群がりその実をついばみ、厳しい自然の中にも温もりを添える情景が広がっている。悠久の風は千古より巡り来て永遠に変わることはない。
撮影は滝谷(たきや)駅側の滝谷川橋梁の駐車場から。「残り柿構図」は民家の敷地からの撮影になるので許可が必要になる。レンズは標準でもOK。
文・写真/星 賢孝
※写真は【滝谷川橋梁のビューポイントから撮影した只見線列車(河沼郡柳津町郷戸地内)※2023年12月撮影】[撮影機種:Canon EOS R5、手持ち撮影、シャッター速度:1/640、F18、絞り優先]
◆Information
柳津町「滝谷川橋梁」のビューポイントから撮影した只見線列車
住所
【今回の撮影スポット】
河沼郡柳津町郷戸地内
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