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【ふくしま定食部】 第94回 湖畔でごはん。南湖公園を借景していただく白河らしい人気定食(2)

エス・シー・シー

2025.07.07(月) 10:15

第94回「湖畔亭」

『ふくしま定食部』部長・東野
Facebook内で20,000人以上の会員を有する『ふくしま定食部』の部長・東野氏による食べ歩きコラム。東野氏「食堂がかもし出す情緒や風情ごと、そのメニューを多くの人に味わっていただきたいと思います」。

梅雨の合間の6月。第94回の「ふくしま定食部」は東北本線に揺られJR白河駅へ。新白河駅ではなく白河駅で降りたのはレンタサイクルに乗り換えるため。

※最初から読む→https://newsr.jp/news/disp.html?id=2289

三つ葉も贅沢な「煮込みカツ定食」(1,300円)

海老の天ぷらや焼き肉など、麺類なしでも定食として成立するほどの平日の特権。焼肉定食と並ぶ定食ツートップは「煮込みカツ定食」。

カツのザクっとした衣が陶板で煮込まれて、つゆをたっぷりと染ませたまま口まで運んでくれます。厚みのあるカツを覆う玉子も、しっかり目な部分ととろり流体な部分のコントラストで食感にリズムをもたらします。

“煮込みカツ お代わりしたら 2個目カツ”

焼き肉という名の湖にそっと咲いた黄色いコウホネ

一句詠むなか運ばれてきた「焼肉定食」(980円)の和からしの黄色を見て、探していたコウホネをここに見つけたと感激!

ひと口頬張ると「旨い醤油のコク!」

自慢の白河そばのカエシをベースした焼き肉のたれは、甘みと酸味を伴って、やわらかい豚バラ肉によく染み込んでごはんに合う合う。

フラメンコドレスのような豚バラのウエーブは、即ち甘みを伴う脂身の誘惑。半世紀続くロングセラーなのも頷けますよね。

ひき菜炒りやフキの煮物、サラダなど日替わりの小鉢も
南湖に浮かぶスイレンのように美しい汁物
南湖だけに何個でもイケそうなビジュアル
酸味の効いた懐かしいポテサラは単品でも人気

セルフで構築した焼肉丼のビジュアルに、よだれで南湖の水かさが増えた気がしました。

夢中で頬張ってすっかり満足してクールダウン。茶碗の蓋を閉じて、まぶたを閉じて。

元々、先代は白河市新蔵町で惣菜店を営んでおられました。南湖公園となりに開店するにあたり、自ら田を盛り土してヤギなどの動物を放し、子どもたちが喜ぶ食堂を目指したそうです。

みんなに喜んでもらいたいという先代の想いは「ラーメンとカレーは値段で決まる」の言葉とともに、現在もボリュームに見合わぬ価格で継承されています。

「春の花見やお盆時期は特に混むんですよ」と仰る店主の穏やかな笑顔とサービス精神。まるで自宅の広間で食事を楽しむような安らぎ。いつまでも在り続けてほしい場所です。

城下町らしい白と紺の外観に再訪を誓って
白河の余韻をアテに千駒ワンカップ

◆Information

湖畔亭

住所
白河市池下40-1

電話番号
0248-23-3281

営業時間
11:00~14:30

休み
毎週火曜日、第1・3水曜日

駐車場
14台

リンク
http://www.tpo21.com/kohantei/

※最初から読む→https://newsr.jp/news/disp.html?id=2289

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