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【ふくしま定食部】第89回 節分に飯坂電車で赤鬼に会いに行く。朝風呂と共に愉しむそば定食1

エス・シー・シー

2025.02.02(日) 14:44

第89回「二八更科蕎麦 そばひろ」

『ふくしま定食部』部長・東野
Facebook内で20,000人以上の会員を有する『ふくしま定食部』の部長・東野氏による食べ歩きコラム。東野氏「食堂がかもし出す情緒や風情ごと、そのメニューを多くの人に味わっていただきたいと思います」。

立春を迎えてなお、厳しい寒さが続く2月。こんな日は温泉で温まりたいなと画策。

第89回の「ふくしま定食部」は奥州三名湯のひとつ、飯坂温泉を目指します。

福島交通飯坂線の終点「飯坂温泉駅」
湯沢通りを進むと温泉旅館が並ぶエリア
プラモデルが発売されたら2つ買います!

「いい電1日フリー切符」(※)で、福島駅から20分ちょっとの小遠足。

※いい電1日フリー切符…大人1名+小学生1名+幼児2名まで自由に乗降可。共同浴場入浴券付きで800円※金額校正中

終点の飯坂温泉駅を出たら、右手の信号を北西へ。石畳の湯沢通りを進むと鯖湖湯が出現。

飯坂温泉共同浴場はどちらも約50℃のアッツアツ!掛け湯を繰り返してなんとかお湯に慣れたのちに、いざ浴槽に浸かることができた先には、ヒマラヤの名峰を踏破したような爽快感に包まれます。鯖湖湯への入浴料もフリー切符にコミコミ(通常大人400円、小人200円。営業は6:00~22:00)

路地の隠れ家的佇まいにワクワク。入り口の看板で予習

さて、本日の目的地は鯖湖湯の2軒隣り。鯖湖旅館を2023年にリニューアルした「温泉屋ひろすけ旅館」さん。その旅館に併設の「そばひろ」さんへホカホカの体でピットイン。

ドアを開けるとスリッパへ履き替える受け付けスペース。メニュー写真が貼り出されていますが、入り口で事前学習済み。

更科の二八蕎麦が名物の「そばひろ」さんですので、「そば定食」をざるそば/とろろでオーダー。(かけそば、生卵/納豆も選択可)

そして湯上りホカホカですもの、生ビールでクールダウンせざるを得ませんよね。

コンパクトながら居心地の良い店内
パリポリ感がクセになる「飯坂そばあげ」

バーのような細長いカウンター席と突き当りにはテーブル席。なぜか、いつもカウンターの一番手前に陣取るのですが、今日も変わらず同じ場所へ。

頭上のテレビに興じていると、凍結したジョッキに注がれた生ビールが到着。お通しに名物「飯坂そばあげ」もありがたい。

「そばひろ」さんは、積極的に地元食材を使っていて、以前いただいた「ラヂ玉そば」(600円)には、ご近所の玉手商店のラヂウム玉子が鎮座。トッピングの「ちくわ揚げ」は120円。

「ラヂ玉そば」に「ちくわ揚げ」を追加トッピング
飯坂温泉駅のラジウム玉子の像

意外と福島市民でも「温泉玉子とは言わずにラヂウム玉子」くらいの認識かもしれません。しかし!1910年に真鍋嘉一郎氏が飯坂温泉のラジウム含有量を測定し、日本で初めてラヂウム泉を発見したことに由来するんです。飯坂温泉駅には「日本最初のラジウム発見の地」と記されたラジウム玉子の像もあります。

温泉で外から、食で中から飯坂に染まるというわけです。

ちょうどそばあげが無くなりかけたあたりで「そば定食」のお盆の到着です。

まるで旅館の朝食膳。「そば定食」(600円)

ちょうどそばあげが無くなりかけたあたりで「そば定食」のお盆の到着です。

すぐさま箸をつけたくなる気持ちを抑えて、サービススープをよそったらスイッチが入りました。

◆Information

二八更科蕎麦 そばひろ

住所
福島市飯坂町字湯沢20-1

電話番号
024-593-6248

営業時間
7:00~13:30ラストオーダー(木曜日は10:30~14:00)
※丼もの、一品料理の注文は10:00~

休み
無休

駐車場
6台

リンク
https://www.instagram.com/sobahiro_iizaka/


※(2)へ続く→https://newsr.jp/news/disp.html?id=1266
※「ふくしま定食部」一覧をみる→https://www.cjnavi.co.jp/section/series/column-fukushima-teisyoku

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