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  • 雨上がりの平伏沼へ。モリアオガエルの命の季節(ラジオ福島)- 2026.06.09(火) 18:34

雨上がりの平伏沼へ。モリアオガエルの命の季節

ラジオ福島

2026.06.09(火) 18:34

福島県川内村の平伏沼(へぶすぬま)へ、モリアオガエルの卵塊を見に行ってきました。

山の中へ向かう細い道を、くねくねと車で進みます。案内してくださる観光協会の方の車を見失わないよう、一生懸命ついていきました。
こんなところに、本当に沼があるのだろうか――そんな気持ちになった頃、平伏沼の登り口に到着です。

そこからは徒歩で10分ほど。
木々に囲まれた林の中をゆっくり登っていくと、ふっと視界が開け、やわらかな光が差し込みました。

到着、平伏沼です。

水面は鏡のように静かで、緑を映し出しています。枝が大きく湖面へ伸び、その風景だけでも、どこか神秘的。思わず深呼吸したくなる空間でした。

そして。

「あった!」

誰かの声に目を凝らすと、木の枝に、白い泡のような塊がぶら下がっています。

モリアオガエルの卵塊です。

よく見ると、一つだけではありません。
「あ、ここにも」
「あっちにも!」

池の周りの枝という枝に、ふわりと白い卵塊がついていました。

モリアオガエルは、水面にせり出した枝に産卵します。泡のような卵塊の中で育ったオタマジャクシは、やがて雨などをきっかけに水面へ落ちていくそうです。

そして今回は、なんとモリアオガエルそのものにも出会えました。

木の幹にぴたりと張り付く、小さな緑色の体。
枝にしがみつく姿が、本当に愛らしいのです。

こんなに近い距離で見られるなんて。

しばらく静かに眺めていると、1匹が鳴き始めました。すると、それを合図にしたように、あちらこちらから鳴き声が響き始めます。

ケロ、ケロ、ケロ……

森全体が、大合唱に包まれました。

きっと、雨上がりで、恋のタイミングなのでしょうね。

命をつなぐ季節。
静かな沼で繰り広げられる、小さくて力強い営みに、しばらく立ち尽くしてしまいました。

木を登るモリアオガエル

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