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- 2026.10.04(日) 【ふくしまラーメン】「白河ラーメン」の王道を磨き抜いた実力店。手打ち麺が躍動する至福の1杯
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【ふくしまラーメン】「白河ラーメン」の王道を磨き抜いた実力店。手打ち麺が躍動する至福の1杯
エス・シー・シー

【第10回「本格手打麺 あら家」】
第10回目となる今回は、石川町からおすすめの店舗を採り上げたい。
「白河ラーメン」は、鶏や豚の深いコクと滋味を纏った透き通ったスープに、啜り応えのある手打ち麺を合わせた白河市を発祥の地とするご当地麺。
その正統派然たる佇まいが爆発的な人気を呼び、今や、白河市内にとどまらず、北は福島県北から、南は県域を越えて栃木県北にまで勢力範囲を拡大している。
そんな「白河ラーメン」の広がりを象徴する存在が、今回紹介する『本格手打麺 あら家』。
店を構えるのは、白河市から東へ約25km。母畑温泉をはじめとする温泉郷と、石川氏ゆかりの歴史を今へと伝える石川町の中心部。磐城石川駅(JR水郡線)から500m程度という、至便な立地だ。
オープンは、2025年1月。店主は、「白河ラーメン」の人気店『二代目いまの家』で修業を重ねた後、地元へと戻り、店を開業。開店直後から、福島県内外を問わずラーメンマニアが詰め掛け、今や、石川町を代表する話題店のひとつとして確固たる地位を築き上げた。
同店が繰り出す麺メニューは、“本格白河ラーメン”、“味噌ラーメン”、動物系と魚介のWスープを掲げる“支那そば”の3種類。
いずれの完成度も非の打ち所がないが、初訪問であれば、店主が修業先から受け継いだ「白河ラーメン」の王道が堪能できる“本格白河ラーメン”がおすすめだ。
注文から暫しの時を経て卓上へと供された1杯は、「白河ラーメン」の王道を体現するかの如き端正な佇まい。
鶏と豚のうま味を丁寧に引き出したスープは、口当たりこそ穏やかだが、その内実は驚くほど重層的。鶏油の艶やかな香味が鼻腔を優しくくすぐり、カエシの凛然たるキレとうま味が味わいに確かな輪郭を与える。
さらにその奥から、動物系素材の滋味が滾々と湧き上がり、鶏油の香味とカエシのうま味を抱擁するように甘美な余韻を紡ぎ出す。レンゲを運ぶ度に味の重心が移ろい、思わず、最後の一滴まで飲み干したくなる。
主役である手打ち麺も、見事のひと言に尽きる。啜れば、ボコッとした不均一な麺肌が唇を小気味良く撫で、噛み込めば豊かな弾力が歯を押し返す。
スープを過不足なく纏いながら、するりと喉元を滑り落ち、その度に麦香が軽やかに鼻へと抜ける。手打ち麺だからこそ生まれる揺らぎが、啜る度に異なる表情を生み出し、丼全体に躍動感を与えている。
「白河ラーメン」の真髄は、派手さではなく、何度口にしても飽きのこない普遍性にある。『本格手打麺 あら家』の1杯が、その本質を愚直に体現したものであることは、実際に丼と対峙すれば、日を見るより明らかだ。
石川町を訪れる機会があれば、ぜひ時間を作って暖簾を潜っていただきたい。正統派白河ラーメンの現在地を、肌身で実感できることだろう。
◆Information
本格手打麺 あら家
住所
石川郡石川町下泉129
電話番号
0247-57-7547
営業時間
11:00~15:00
※スープがなくなり次第終了
休み
毎週火曜日、隔週水曜日
駐車場
あり
リンク
https://www.instagram.com/honkakuteutimen.araya/

ラーメン官僚 かずあっきぃ
ラーメン生涯実食数21,500杯超!!「TRYラーメン大賞」の審査員も務め、日本全国のラーメンを食べ歩く田中一明氏。田中氏おすすめの、福島県内のラーメンを紹介!
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